マイルのある生活~旅と経験でより豊かな人生を~

マイルを貯めて、人生をより豊かに変えるための日常を紹介するブログです。ポイントサイトを活用してマイルを貯め、これまで行けなかったところを旅するのが目標です。ANA・SFC修行も検討中。

「SFC旅行」の方が「SFC修行」より大変かも。クアラルンプールからの空路と宿泊の手配など。

 今年の「SFC修行」、もとい「SFC旅行」の手配をしているところですが、結構大変です。

mileagelives.hatenablog.com

 

今日書きたいことは、タイトルそのまんまですけれども。

 

目次

 

 

SFC修行」に徹すれば、「旅行」手配の手間が発生しない

私の「SFC修行」は、エアチャイナのビジネスクラスと、ANAのプレミアムエコノミーでクアラルンプールとの間を単に4回往復するだけの行程です。

ただ、そもそも私がこの行程で「SFC修行」しようと思った動機は、あくまでもクアラルンプール経由で東南アジアの行きたかったところをあちこち回りたかったからです。

そういう意味では、これは「SINタッチ」「KULタッチ」などと呼ばれるようないわゆる「苦行」ではなくて、あくまでも「旅行」なわけです。

SFC旅行」という表現は書いてみると変な感じですが、まあそういう意味を込めて使っています。

 

で、この部分をきちんと調べ上げて手配するのは、結構大変だなぁと感じているということなのです。

「旅行」の本体を決めていくわけですから当たり前なのですが、よく考えるとこのプロセスは「SFC修行」に徹する場合は省略できるんですね。

目的地の空港を出ることなくそのまま帰途につくケースはもちろん、数時間ないし一日程度の滞在時間しか確保できない行程であれば、その中で取り得る選択肢は限られていて、それほど迷うこともないのではないでしょうか。

現地でできることが極めて限られているだけに、その中で精一杯楽しんでやろうという心意気が感じられて、むしろうらやましいくらいです。

こういう感情って、傍目から見ると随分身勝手で筋違いなものに映るんだろうな、と思うのですが、実際に自分でやってみるまでは気づかなかったことですので、一応記録に留めておきます。

 

私の「SFC旅行」の鍵はエアアジアが握っている

クアラルンプールから、東南アジア各地の観光地などに行くためには、さらにフライトの手配が必要になります。

今回はANAの「SFC修行」ですから、一応スカイスキャナーで検索する際も、スターアライアンスで絞り込みをかけたりして検討はしてみたのですが、どうやってもPP単価的に割に合うフライトを探すことはできませんでした。

むしろ、東南アジア内を動き回る際は、エアアジア一択と割り切って手配した方が、予算的にも時間的にも効率よく動き回れそうです。

 

ただ、誰しも気になることだと思いますが、エアアジアというLCCに頼り切るリスクは十分に考慮する必要があります。

ぎりぎりで機材を回しているLCCの場合、フルキャリアよりも遅延や欠航のリスクは高まると、一般には考えられているようです。

とりあえず、エアアジアでクアラルンプールに戻ってくる際、ANAもしくはエアチャイナの復路便搭乗までの時間は最低半日以上確保して、最悪次の便で戻ってきても搭乗はできるスケジュールで組んでおくことにしました。

さらに1回目の滞在では、用心に用心を重ねて、24時間以上前にクアラルンプールに戻ってくることにしました。

仮にエアアジアのこの便が遅延して、翌朝の便に振り替え(!)となっても、半日程度はクアラルンプール市内を観光できるだけの余裕を確保してあります。

まあ、エアアジアのサービスレベルも国毎でかなり差があるようで、本家本元マレーシアのエアアジアは比較的安心できるレベルという話もあるのですが。

どちらかというと、後半の日程で予定しているインドネシアのフライトが心配です。

 

宿泊手配も油断できない、カプセルホテルの予約もリアルタイムで満室に

1回目のフライトでは、羽田からエアチャイナのビジネスクラスで北京経由クアラルンプールに到着するのが22時20分の予定。

ええ、ちゃんとわかっておりますとも、予定はあくまでも予定です。

その後空港付近のホテルで仮眠して、翌朝6時45分発のカンボジア・シエムリアップ行きエアアジア便を手配することにしました。

早朝発、というよりチェックインは夜中の内に済ませなければなりませんので、空港から乗り物に乗らないと行けないホテルはこの段階で除外。

一方で、到着後の荷物ピックアップとエアアジア便搭乗の際の手荷物預けのことを考えると、制限エリア内に留まって一夜を過ごすという選択肢もなさそうです。

 

ということで、一旦入国したのち、KLIAからKLIA2に移動して、以下のホテルのどれかに予約を入れることにしました。

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この画像は、私が予約を入れる時の状況とは異なっていますが、だいたいこんな感じだったということでお見せしています。

なお3つめの「Sama-Sama Express」は、制限エリア内のトランジットホテルのようですので、今回の選択肢からは外れています。

 

最初は、Tune Hotel KLIA2が良さそうだと思いました。

ネット上で宿泊した人の情報などを見ても評判がよさそうでしたし、ターミナルから直接歩いて行ける至近距離というのも魅力的です。

さらに、表示されている料金も3,000円を切る低価格となれば、考えるまでもなくここで決まり、と思ったのですが……。

 

実際に宿泊プランを見ると、この低価格のプランはデイユース、つまり昼間のみの休憩専用プランで、宿泊には使えませんでした。

検索条件は確かに一泊ということで、翌日チェックアウトで検索しているというのに、実に紛らわしいです。

後の宿泊できるプランは、いずれも6,000円台の後半から7,000円台となっていますので、4,5時間仮眠するだけの身にはやや高すぎます。

 

で、残った選択肢が2番目の「Capsule by Container Hotel」。

上の画像では7,000円前後になっていますが、文字通りカプセルホテルですので、私が見た時はまだ1,500円台のプランが残っていました。

一通り写真や口コミを確認した上で、agodaから(もちろんモッピー経由にして、ポイントもつくようにしています)予約をしましたが、何故か何度やっても「満室」の表示ばかりで受け付けてくれません。

改めて検索し直すと、やはり5室空いていますという表示で出てくるので、検索段階では最新の情報を反映していないのか、あるいはサイトのスクリプトに欠陥があるのかも知れません。

 

これではらちがあかないと、その下に出てくる、3,000円程度のプランで何とか予約を成立させることにしました。

こちらはすんなりと成功したのですが、「よしよし」と安心しながら改めて確認すると、画面には「即時決済」「キャンセルの場合返金されません」の表示が……。

他のプランは全て直前まで「無料でキャンセル可」だったので、とりあえず予約しておこうというくらいのつもりだったのですが、もう後戻りできません(泣)。

 

落ち着いて綿密に情報収集するか、即断即決果敢に攻めるか、それが難しい。選択肢を絞り込む「SFC修行」はその意味ではわかりやすい

冷静に考えれば、さっきの1,500円台のプランも後日キャンセルが出る可能性は高いのですから、もうしばらく待ってみてもよかったのかも知れません。

最悪の場合、プライオリティパスを利用して、ラウンジで仮眠をとるというオプションだってあったはずです。

恐らく、KULタッチで空港に降り立った「修行僧」であれば、考えるまでもなくラウンジ一択のような気がします。

 

最初の例では、1,500円台のプランを様々に吟味したために予約が間に合わず(agodaのデータが古くて、既に満室だった可能性もあるが)、一方で後の例では、3,000円程度のプランを即決したために、キャンセル不可の説明を完全に見落としてしまいました。

ホテルの予約一つをとっても、なかなか難しいものだなぁというのが、今のところの感想です。

事ここに至った以上は、「これが自分の望む最善の選択だったのだ。自分は何が何でもこのカプセルホテルに泊まりたかったのだ」と思い込むしかありませんね(苦笑)。

 

この件に限って言えば、「SFC修行」か「SFC旅行」かという問題はあまり関係ない気もしますが、そこをあえて無理矢理こじつけて考えれば、「SFC修行」が(メジャーとは言わないまでも一部で)流行っている理由にも繋がっている話かも知れないなぁ、という気もするわけです。

つまり、「SFC修行」の場合、PP50,000獲得という至上命題があって、その命題を満たすことが最優先、そのために邪魔なあるいは不要な要素は極力そぎ落とすという価値観が極めて明確に示されているため、迷う部分が比較的少ないのではないかということです。

もちろん、実際に飛行機に乗って移動すれば、やってみるまでは気づかなかった不確定要素に気づいたり、思わぬところで判断を迫られたりするわけで、それ自体が旅の楽しさということになるのだとも思います。

私自身、いろいろと「SFC修行」のブログを拝見していて、特に面白いと感じるのは、計画通りにPPを獲得していくという話ではなくて、その中でしばしば直面する予想しなかったトラブルや計画の変更の話だったりします。

 

意外性こそが人生の楽しみですが、意外性ばかりでは体が持ちません。

この辺りのバランス感覚が、「SFC修行」の醍醐味かも知れない、そう思い始めている私がいます。